GALLERIAが「最近重い」「ゲーム中に一瞬止まる」「ブラウザと配信ツールを同時に開くと不安定」──そんな症状が出たら、真っ先に効くのがメモリ交換(増設)です。CPUやGPUを疑う前に、容量不足や相性を整えるだけで体感がガラッと変わることも珍しくありません。この記事は、規格の確認から作業のコツ、起動しないときの切り分けまでを一本にまとめました。
まずは“買い間違い”をゼロにする確認ポイント
メモリ交換で一番多い失敗は、DDR世代と形状の取り違えです。DDR4とDDR5は互換がなく、デスクトップは基本DIMM、ノートは基本SO-DIMMなので、ここを先に固定しておきます。
Windowsなら「タスクマネージャー → パフォーマンス → メモリ」で、おおよその速度やスロット使用状況を把握できます。より確実にいくなら、今刺さっているメモリのラベル(DDR4/DDR5、容量、枚数)を実物で確認してしまうのが早道です。
目標容量の決め方は“用途で割り切る”
迷ったら16GB→32GBがいちばん気持ちいい伸び方をします。ゲーム+ボイスチャット+ブラウザ程度なら32GBで余裕が出やすく、録画や編集、配信まで絡むなら64GBも現実的な選択肢になります。背伸びして高クロックを狙うより、安定して動く構成を優先したほうが結果的に満足しやすい印象です。
交換用メモリは“定番どころ”から選ぶとラク
デスクトップでDDR5を狙うなら、たとえばCrucial DDR5-5600 32GB(16GB×2) UDIMMや、見た目も含めて選びやすいCorsair VENGEANCE DDR5 32GB(16GB×2) 5600、定番の安心感でいくならKingston FURY Beast DDR5 32GB(16GB×2) 5600あたりが候補になります。DDR4世代なら、コスパが読みやすいCrucial DDR4-3200 32GB(16GB×2) UDIMMが堅実です。
ノート型GALLERIAの場合はSO-DIMMを選び、DDR5ならCrucial DDR5-5600 32GB(16GB×2) SO-DIMM、DDR4ならCrucial DDR4-3200 32GB(16GB×2) SO-DIMMのように“形状と世代”を合わせていきます。メーカーを揃えると気分が良い一方で、同一規格でも相性が出る可能性はゼロではないので、購入後の動作確認までをセットで考えるのが安全策になります。
作業前の準備で成功率が上がる
交換そのものは難しくありませんが、油断しがちなのが静電気と取り回しです。可能なら静電気防止リストストラップ(アース線付き)を使い、工具は精密ドライバーセット(プラス/マイナス)が一本あると安心できます。ケースを開けたついでにホコリも落とすならエアダスター(PCクリーニング用)が便利です。端子の汚れが気になるときは無水エタノール(接点/清掃用)で軽く整えると気持ちよく作業できます。
デスクトップGALLERIAのメモリ交換手順
電源を落としてコンセントを抜き、USBやLANなども外してから始めます。サイドパネルを開けたら、まず現状の配置をスマホで撮影しておくと戻すときに迷いません。
次にスロット両端(片側だけのこともあります)のラッチを外側へ倒し、古いメモリをまっすぐ引き抜きます。新しいメモリは切り欠きを合わせ、上から均等に押し込み、ラッチが「カチッ」と戻るまで入れ切るのがコツになります。半刺しは“起動しない原因ランキング1位”なので、ここだけは慎重にやり切ってください。
2枚組で増設するときは、マザーボードが推奨するスロット位置(A2/B2など)に合わせると安定しやすい傾向があります。印字やマニュアル表記を見て、左右のペアが合っているかを確認しておくと安心です。
ノート型GALLERIAの交換ポイント
SO-DIMMは斜めに差し込んでから倒して固定する構造が多く、力で押し切るタイプではありません。入らないときは押し込むより、角度と向きを見直すほうが早く解決します。固定ツメが左右でしっかり噛んでいるかも忘れずに見ておきたいところです。
交換後のチェックで“相性問題”を炙り出す
交換が終わったら、Windowsで容量が増えているかを確認し、次に負荷テストで安定性を見ます。おすすめはUSB起動型のメモリ検査で、MemTest86を使う場合は、書き込み用にUSBメモリ 32GBが一本あると進めやすいです。短時間で良さそうに見えても、数時間のテストでエラーが出るパターンは普通にあるので、最初にやっておくと後が楽になります。
起動しない・映らない・不安定なときの切り分け
画面が映らない場合、まず疑うべきは“刺さり切っていない”ケースです。電源を切って挿し直し、それでもダメなら1枚ずつにして起動確認をします。片方だけで動くなら、もう片方が不良か相性の可能性が濃くなります。
ブルースクリーンやフリーズが出るときは、速度設定を攻めすぎていることもあるので、BIOS側の高速プロファイルを一旦外して安定重視に戻すと落ち着く場合があります。それでも改善しなければ、メモリの個体差や組み合わせ起因の揺らぎを疑い、早めに交換判断へ切り替えるのが現実的です。
まとめ:メモリ交換は“確認→丁寧に刺す→検査”で勝てる
GALLERIAのメモリ交換は、手順自体は素直でも、規格違いと半刺しと相性でつまずきやすい作業です。DDR世代とDIMM/SO-DIMMを先に確定し、静電気対策を入れて丁寧に装着し、最後に検査で安定性を確認する──この流れを守れば、初めてでも高確率で成功へ持っていけます。ゲームの快適さを手っ取り早く底上げしたいなら、メモリ交換はかなりコスパの良い一手になります。


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