ポール式のモニターアームは、机の上を広くしたい人に刺さる。理由はシンプルで、支柱(ポール)を軸に高さを決めやすく、壁寄せもしやすいから。逆に「前後にガンガン引き出して使う」人だと、思ったほど自由度を感じないことがある。買う前に、まず自分の動かし方を決めておくと外しにくい。
ポール式は2種類ある。ここで混ざると事故る
結論から言うと、検索で出てくる「ポール」は2パターンが混ざっている。
1つ目は、机にクランプやグロメットで固定する“支柱タイプ”。一般的に想像されるポール式はこれ。
2つ目は、既存の支柱(棚のポール、ラックの柱)に挟み込む“支柱取付けタイプ”。設置条件がハマれば最強だけど、合わないと一歩も進まない。
この記事で扱うのは両方。ただし、迷子になりやすいのでチェック項目を先に押さえる。
まず見るのはこの5点。ここが合えばだいたい勝つ
断定:ポール式で失敗する原因の多くは、モニターより机と固定方式。
理由:机の厚みや端の形状で、そもそも挟めない・締まらないが起きる。
補足として、次だけ先に確認しておく。
- VESA:75×75 / 100×100が基本。モニター裏のネジ穴ピッチを見る
- 耐荷重:モニター重量に余裕を持たせる。ギリギリは下がりやすい
- 机の厚み:クランプの対応範囲に入るか
- 机の端の逃げ:背面の幕板や補強材があるとクランプが当たる
- 配線の曲げスペース:壁に寄せるほど、ケーブルの逃げが必要になる
ここまでOKなら、次は「どの方向に強いアームが欲しいか」だけ。
目的別:登場しやすいポール式アームをざっくり選ぶ
省スペース優先なら、支柱で高さを作って“前に出しすぎない”タイプが扱いやすい。たとえば定番どころだと、頑丈さと動かしやすさのバランスで選ばれがちなエルゴトロン LX モニターアーム 長身ポール 45-537-224が候補に入る。高さを多めに取りたい人は、最初から長身ポール付きにしておくと「あと3cm上げたい」が減る。
「とにかく大きいモニターを載せたい」なら、耐荷重に余裕があるクラスが安心で、エルゴトロン HX デスクモニターアーム 45-475-224みたいに“上位帯を買って机側を整える”方が、結局ストレスが少ない流れになりやすい。
コスパ重視で始めるなら、ポール式の入り口としてHUANUO ポール式シングルモニターアーム HNSS32Gみたいな手頃な選択肢が出てくる。まず1枚で机を広くして、気に入ったら後でデュアルにする、という選び方もあり。
壁ギリギリ運用を狙うなら、支柱の高さがあると配線の逃げを作りやすい。そこでHUANUO モニターアーム ロングポール HNCM9みたいな“最初からロング前提”を見ておくと、設置してからの微調整がラクになる。
デュアル運用は、机と固定が耐えれば一気に快適になる。支柱型のデュアルなら、NB North Bayou モニターアーム ポール式 デュアルのように、支柱1本で左右をまとめるタイプが候補になる。横幅よりも“支柱の位置”が支配するので、机の中央寄せか端寄せかを先に決めたい。
既存の支柱に挟むタイプを狙うなら、たとえばラックの柱に付けるようなサンワサプライ 支柱取り付けモニターアーム CR-LA352や、耐荷重寄りのサンワサプライ 支柱取付けモニターアーム 高耐荷重 CR-LA358が話題に上がりやすい。ここは“取り付けたい柱の太さ”が合わないと終わるので、支柱サイズだけは絶対に測る。
設置で差が出る:壁寄せほど「配線」が主役になる
結論:壁ギリギリに置きたいなら、アームより配線設計で勝負が決まる。
理由:HDMIや電源のコネクタは、まっすぐ刺すと背面に数cm〜逃げが必要になり、せっかく寄せても戻される。
補足として、最初から“寄せる前提”で組むとスッと決まる。
やることは単純で、(1) モニター背面の端子位置を確認して、(2) ケーブルが曲がる方向に余裕を作って、(3) 支柱に沿わせて固定するだけ。最後にイスに座って、目線が自然に水平〜やや下向きになる高さへ微調整すると、首がラクな方向に寄りやすい。
ありがちなハマりどころ(先に知っておくと回避できる)
- クランプを締めたら机がたわむ:天板が薄い机だと起きる。補強板を検討する流れになりがち
- モニターがジワッと下がる:耐荷重ギリギリか、締め付け・調整が合っていないことが多い
- 机の端に金具が入らない:幕板や裏のフレームが邪魔をする。端から数cmずらすと解決するケースもある
- デュアルにしたら想像以上に横が広い:支柱の位置と可動域の確認不足で起きる
まとめ:ポール式は「机」「固定」「配線」で勝てる
ポール式は、机上を広げて姿勢も整えたい人に向く。選び方は、VESAと耐荷重だけ見て終わりにしないのがコツ。机厚と端の形状、壁寄せの配線スペースまで見ておくと、設置後の“あれ、無理だ”が減る。候補が迷うなら、まずは支柱タイプで省スペースを作るか、既存支柱に付けて机をまるごと空けるか、そこから決めていくとスムーズ。


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