朝いちでPCを起動したのに、モニターに「信号なし」。青ざめるけど、実は“壊れてない”ケースがかなり多い。原因が入力切替ミスだったり、ケーブルが緩んでいたり、Windowsの表示先が変わっていただけだったりする。ここでは、手戻りしない順番で潰していく。焦って買い替える前に、まずこの流れで。
まず直りやすい3つだけ先にやる
最初は難しいことを考えない。復旧率が高いのはここ。
1つ目、電源。モニターの電源ランプが点くか確認する。延長タップを使っているなら、タップのスイッチや差し込み口を変える。自分は一度、モニター側を疑ってケーブルを総入れ替えしたのに、原因が電源タップの不調で拍子抜けした。
2つ目、ケーブルの抜き差し。HDMIでもDisplayPortでも、両端を一度抜いて挿し直す。ここで頼れるのが、手元に予備を置いておける定番の HDMIケーブル 2m 4K 60Hz プレミアムハイスピード や、DP環境なら DisplayPort ケーブル 1.4 2m 8K対応。ケーブルは地味だけど、断線・接触不良・規格相性の全部をまとめて解決できる“保険”になる。
3つ目、入力切替。これが本当に多い。モニター側がHDMI1のまま、PCはHDMI2につないでいた、あるいは前回DPで使っていて入力が戻っていない、など。OSDで入力を順に切り替えて「正しい端子」に合わせる。自分も夜中に「壊れた…」と固まって、何本もケーブルを替えたあと、入力がDPのままだったと気づいて苦笑いした。復旧の瞬間はあっけない。
「信号なし」の状態を切り分ける
次は“どっちが怪しいか”をはっきりさせる。「信号なし」と出るなら、モニター自体はだいたい生きている。逆にOSDすら出ないなら別の疑いが出る。
- OSDが出る/「No Signal」は出る:モニターは動作中。入力設定、ケーブル、PC側の表示が原因になりやすい。
- OSDが出ない/真っ暗:電源周りやモニター側の不調も視野。ただし決めつけず、後述の放電リセットを先にやる。
ここでやるべきは「同じ手順をグルグル回さないこと」。順番を守ると、最短で原因にたどり着ける。
ケーブル・端子まわりで効くチェック
入力切替でもダメなら、端子と接続経路を疑う。特に変換アダプタを挟んでいる環境はトラブルが増える。
例えば、ノートPCのType-CからHDMIへ出しているなら、まず USB Type-C to HDMI 変換アダプタ (DP Alt Mode) 4K60Hz のような“映像対応”のものを使っているか確認する。Type-Cは見た目が同じでも、映像出力に非対応のポートがあるし、ケーブルも充電専用が混ざりがちだ。ここで役立つのが USB Type-C ケーブル USB4 100W 映像対応 (フル機能) みたいな“映像もいける”タイプ。ケーブル一本で切り分けが進む。
DisplayPortで不安定なら、いったんHDMIに逃がしてみるのも実戦的。逆にHDMIしかないモニターにDP出力をつなぐなら、DisplayPort to HDMI 変換アダプタ アクティブ (DP→HDMI) のように、方向と方式(アクティブ/パッシブ)で結果が変わる。変換の罠はここで一気に減らせる。
机の上で機器を入れ替える人は、配線が増えるほど「どれがどれだっけ?」になりがち。そういうときは HDMI 切替器 2入力1出力 4K を使って入力を固定し、モニター側の設定を迷子にしないのも手だ。
Windows側の「表示先が変わっただけ」を潰す
モニターが「信号なし」と言っていても、PCは出力しているのに表示先が別になっているだけ、がある。ここは一発で確認できる。
キーボードで Win + P を押して、「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」を順に切り替える。自分は会議用にプロジェクターへ出した後、戻すのを忘れて「セカンドスクリーンのみ」になっていたことがある。モニターは悪くないのに、真っ先に疑ってしまう。
ドッキングステーションやハブ経由なら、経路が長くなって不安定になりやすい。USB-C ドッキングステーション HDMI/DP PD給電 や USB Type-C ハブ HDMI付き PD対応 を使っている人は、いったん直結で映るか試すと切り分けが速い。直結で映るなら、ハブ側かケーブル側のどちらかだ。
最後のひと押し:放電と電源リセット
ここまで全部ダメなら、機器が一時的に固まっている可能性がある。モニターの電源を切って、電源コードを抜き、少し置いてから挿し直す。PCも再起動する。これで復活することが普通にあるのが怖いところ。原因が“論理的な設定”じゃなく、“微妙な状態異常”だったケースは、経験すると次から落ち着いて対処できる。
故障かどうかを決める切り分け(買い替え前の最終チェック)
買い替え判断の前に、相手を変えて試す。
モニターが悪いか確認するなら、ゲーム機や別PCを同じモニターへ接続して映るか。PCが悪いか確認するなら、別モニターを同じPCへ接続して映るか。これで犯人がほぼ決まる。どちらでもダメなら、変換アダプタやケーブルの経路が共通原因になっていることも多いので、接続を最短にして試すのがコツだ。
まとめ:迷わない順番(復旧率が高い順)
結局、「入力切替→抜き差し→端子変更→Win+P→直結→放電→切り分け」の順で進めるのが一番ラクだった。モニターの「信号なし」は、焦りやすいのに“軽症率が高い”トラブル。まずは最短ルートで当たりを引きにいこう。


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