「GALLERIAのファンがうるさい」と感じたとき、やみくもにパーツ交換へ走るのはもったいないです。実際は、熱で回転数が上がっているだけのケースも多く、掃除と設定の見直しで体感がガラッと変わります。ここでは“うるささの正体”を切り分けながら、静音化まで一気に進める現実的な手順をまとめます。
まず結論からいくと、音はだいたい3タイプに分かれます。ひとつ目は「ゴォーッ」という風切り音で、温度上昇やエアフロー不足が原因になりやすいタイプ。ふたつ目は「ブーン」という振動音で、共振や固定の甘さが絡みがち。三つ目は「カラカラ」「ガリガリ」といった異音で、ケーブル干渉やファンの軸ブレが疑わしい状態です。ここを見誤ると、対策が空振りになります。
最初にやるべきは、掃除で“余計な負荷”を消すこと。GALLERIAは性能重視の構成が多いぶん、ホコリが溜まると冷却効率が落ちてファンが頑張り続け、結果としてうるさくなりやすい傾向があります。手早く済ませるなら、内部のホコリ飛ばしに電動エアダスターを用意するとラクです。缶タイプ派ならエアダスター 缶でも十分ですが、連続噴射で冷えすぎると結露が怖いので、短く刻んで使うのが無難。細かいところは帯電防止ブラシ PC掃除で掻き出し、外装やフィルター周りはマイクロファイバークロスで拭くと気持ちよく仕上がります。再発を抑えたいなら、吸気側にPCケース 防塵フィルター マグネットを足しておくと、掃除の頻度が露骨に下がります。
次に、振動音が気になる人は“固定”を疑ってください。ケースファンが回ると、わずかなビビりがケースに伝わって意外なほど響きます。ここは高額パーツより先に、PCケースファン 防振ゴムやケースファン 防振マウントで“振動の伝達”を断つのが効きます。地味ですが、体感が一番大きいこともあります。
掃除で改善が薄いなら、いよいよ設定の出番です。「ファンがうるさい」は回転数が上がりすぎているだけ、というケースが多いので、回転のコントロールができれば勝ちに近づきます。複数ファンをまとめて扱うならPWMファンハブが便利ですし、分岐が必要ならPWM 4ピン ファンスプリッターが手軽です。手元で回転を触りたい派はファンコントローラーがあると、静音と冷却の落としどころを作りやすくなります。
それでも高負荷時に爆音化するなら、冷却性能そのものの底上げが効きます。まずはCPUまわり。温度が高いほどファンは回るので、熱源を抑えれば静かになります。グリスを塗り直すならサーマルグリスを適量で丁寧に。候補としては扱いやすいCPUグリス Arctic MX-6や、しっかり冷やしたい人向けのCPUグリス Noctua NT-H2あたりが定番です。クーラー交換まで検討するなら、静音バランスがよいCPUクーラー Noctua NH-U12S、冷却寄りで人気のCPUクーラー DeepCool AK620、コスパと性能の折衷がうまいCPUクーラー Scythe Fuma 3が候補に上がります。ここが整うだけで、同じゲームでもファンの唸りが減ることは珍しくありません。
ケースファン側は、静音重視で選ぶと世界が変わります。サイズはまず手持ちのケースに合わせるとして、選択肢として静音ケースファン 120mmや静音ケースファン 140mmを眺めつつ、定番どころを狙うのが堅実です。静かさと風量の両立ならNoctua NF-A12x25 G2が強く、手頃にまとめるならARCTIC P12 PWM PSTが扱いやすいです。140mmで風量を取りたいならARCTIC P14 PWM PSTが候補に入り、静音ガチ勢ならbe quiet! Silent Wings 4 120mmも一度は見ておきたいところ。国内定番の安心感が欲しいならScythe KAZE FLEX 120も相性が良いです。ファンを変えると、同じ回転数でも耳障りが減るので、単なる回転数調整より満足度が上がりやすいのがポイントになります。
「音を外に出さない」方向で詰めるなら、ケースの共振対策として防音シート PCケースも選択肢です。ただし、貼りすぎると熱がこもりやすいので、貼るなら“共振しやすい面を部分的に”がコツ。静音化は冷却とのバランス勝負なので、感覚ではなく数値で見たい人はデシベルメーター 騒音計で前後比較をすると迷いが減ります。
ノート型のGALLERIAで「ファンがうるさい」に悩む場合は、机上の熱だまりが原因になっていることが多いです。底面吸気が詰まりやすいので、まずはノートPC 冷却台で通気を確保して、温度を下げる方向から入ると成功率が上がります。
最後に、修理や交換を急ぐべきサインも押さえておきます。掃除や設定で回転数が落ちても「カラカラ」「ガリガリ」が残る、触っていないのに振動が増えた、特定のファンだけ明らかに音質が違う――このあたりは、干渉や軸の劣化が濃厚です。静音化のために我慢して使い続けると、ある日いきなり悪化して余計に面倒になるので、早めに原因箇所を特定して対処するほうが結果的に安く済みます。
GALLERIAのファン騒音は、原因が“熱・ホコリ・振動・異音”のどれに寄っているかで打ち手が決まります。まず掃除で冷却を取り戻し、次に回転数を整え、それでも気になるならファンやCPUクーラーで体質改善へ進む。この順番で進めれば、「うるさい」のストレスはかなりの確率で薄れていきます。


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