GALLERIA RL7C-R45-5Nを使っていて、「ゲームを数本入れたらもう容量がきつい」「録画データや素材があふれて管理が面倒」と感じたら、いちばん手堅い強化がSSD増設です。買い替えよりも費用対効果が高く、体感も変わりやすいので、やってよかったと言いやすいアップグレードになります。
ただし、SSD増設は“とりあえず挿せばOK”という作業ではありません。相性や発熱、ネジの扱い、初期化の手順を外すと、認識しなかったり速度が伸びなかったりして時間を溶かします。ここではRL7C-R45-5Nでの増設を前提に、選び方から取り付け後の設定まで、つまずきやすいポイントを先回りしてまとめます。
SSD増設で何が変わる?いちばん大きいメリット
SSDを増やすと、容量が増えるだけではなく「PCの扱いやすさ」が一段上がります。Cドライブの空きを確保しやすくなるため、Windows Updateやアプリの更新で詰まりにくくなりますし、ゲームのインストール先を分離できるので管理も楽になります。
たとえば、Cドライブはシステム用に維持しつつ、ゲームは増設SSDへ移動しておくと、PC全体が安定しやすいです。録画や動画編集の素材置き場を増設側に寄せれば、ファイルの散らかりも抑えられます。
まず知っておきたい:増設と換装は別物
SSD関連で混乱しがちなのが「増設」と「換装(交換)」です。
- 増設:今の環境をそのまま残し、2枚目を追加して容量を増やす
- 換装:元のSSDを外し、より大容量・高性能なSSDへ入れ替える(OS移行が絡みやすい)
RL7C-R45-5Nで“容量不足を解消したい”なら、基本は増設が気持ち的にもラクです。OS移行が不要で、トラブルが起きても戻しやすいからです。
RL7C-R45-5N向けSSDの選び方:ここだけ外さなければ失敗しない
SSD選びで重要なのは、速度の数字を追いすぎないことです。ノートPCは排熱や電力の制限があるため、ハイエンドSSDでも性能を出し切れない場面があります。とはいえ、雑に安いものを選ぶと“発熱で遅くなる”“耐久が不安”という別の困りごとが出てきます。
容量は1TBが最もバランス良好
迷ったら1TBが安定です。ゲーム用途ならすぐ埋まりがちなので、余裕を持ちたい人は2TBも視野に入ります。
堅実にいくなら、Crucial T500 1TBあたりが取り回しも良く、速度と価格の落としどころが見つけやすい印象です。容量を一気に広げたい場合は、Crucial T500 2TBが選択肢に入ります。
速度重視なら“高性能でも安定して速い”タイプを
読み書きのピーク性能で選ぶなら、WD_BLACK SN850X 1TBはゲーム用途で評判が安定しています。余裕を見て2TBへ振りたいなら、WD_BLACK SN850X 2TBも候補に残ります。
さらに“とにかく速いものが欲しい”方向なら、Samsung 990 PRO 1TBや、余裕のある容量帯でSamsung 990 PRO 2TBを選ぶ手もあります。
コスパ派は“体感の良さ”を優先する
価格を抑えつつNVMeで増設したいなら、Crucial P3 Plus 1TBが入り口として扱いやすいです。速度は最上位ほどではないものの、SATA SSDよりは明確に軽快になります。
バランス型なら、WD Blue SN580 1TBのような“癖が少ないモデル”も安心材料になります。
発熱が気になるなら放熱対策を最初から用意する
ノートPCのSSD増設でいちばん地味に効くのが温度です。性能の高いSSDほど熱が出やすく、長時間のコピーやゲーム更新で速度低下(サーマルスロットリング)につながる場合があります。
余裕があるなら、M.2 2280 SSD ヒートシンクを合わせて考えておくと精神的にもラクです。厚みが気になるときは、貼りやすいサーマルパッド 1.0mmだけでも効果が出ることがあります。
SSD増設に必要なもの:買い足しは最小限でいい
作業でほぼ必須なのはドライバーです。ネジが小さいので、合わない工具だと頭を潰しやすくなります。最初から使いやすいセットを用意するなら、精密ドライバーセット(ノートPC用)があると失敗しにくいです。
静電気が不安なら、静電気防止リストバンドもあると安心感が増します。
なお、「将来的に換装もやりたい」「クローンを作って移行したい」という人は、外付け化できるNVMe SSD 外付けケース USB4があると一気に作業の幅が広がります。回復ドライブ用にUSBメモリ 32GBを準備しておくと、いざという時に焦らずに済みます。
RL7C-R45-5NのSSD増設手順:流れを守れば難しくない
ここからが実作業です。写真付きの分解手順はモデルやロットで差が出ることがあるため、流れと注意点に絞って書きます。
1)バックアップと電源オフを徹底する
まずは大事なデータを退避します。増設自体はCドライブのデータを直接触らない作業になりやすいものの、“もしも”は必ずあります。バックアップを取ったら、シャットダウンしてACアダプターも外します。
2)底面カバーを外す(ネジ管理が勝負)
ネジの位置を間違えると戻すときに詰まります。外したネジは並べて置くか、簡単なメモを残しておくと戻しやすくなります。ここで無理にこじ開けると爪が割れるので、力を入れる方向にも気を配ります。
3)空きM.2スロットを確認してSSDを挿す
空きスロットが見つかったら、SSDを斜めに差し込んでから押し下げ、固定ネジで留めます。
ここで重要なのが“ねじ止めの感覚”です。締めすぎるとネジ頭を潰すので、止まったところでやめます。
4)必要なら放熱対策を追加する
高性能SSDを入れた場合、放熱の有無で快適さが変わることがあります。ヒートシンクを付けるなら高さの干渉に注意しつつ、難しければサーマルパッドだけ貼っても効果が出る場合があります。
5)Windowsで認識させてフォーマットする
PCを元に戻して起動したら、Windows側で初期設定を行います。
増設SSDは、挿しただけでは使えないことが多いため、「ディスクの管理」を開いて初期化→新しいボリューム作成→フォーマットの順に進めます。ここが終わると、エクスプローラーでドライブとして見えるようになります。
増設後にやると快適になる設定
SSDを増やして満足しがちですが、保存先の設定まで整えると使い勝手が一気に良くなります。
- Steamやゲームランチャーのインストール先を増設SSDへ寄せる
- 録画ソフトの保存先を増設SSDへ変更する
- 動画編集のキャッシュや書き出し先を増設SSDへ移す
こうした整理をしておくと、Cドライブの空きが減りにくくなり、日常のアップデートも安定して進みます。
うまくいかない時のチェック:認識しない原因はだいたい決まっている
SSDが表示されないときは、落ち着いて次を順番に確認します。
- しっかり奥まで挿さっているか(浅いと認識しません)
- 固定ネジがズレていないか(斜め固定はトラブルの元)
- Windowsの「ディスクの管理」に“未割り当て”として出ていないか
- 放熱材が干渉して浮いていないか
それでも改善しない場合は、別のSSDで切り分けるのが早いです。安定狙いでいくなら、定番どころのKingston KC3000 1TBや、評価の高いSolidigm P44 Pro 1TBを試すと状況が動くことがあります。
迷った人向けの結論:増設SSDは「1TBのNVMe」でまず正解
RL7C-R45-5NのSSD増設は、手順さえ守れば現実的な難易度です。最初の一台は、容量と価格、速度の釣り合いが良い1TBを選び、足りなくなったら次の増設や換装を考える流れが無駄になりにくいです。
速度に振るならWD_BLACK SN850X 1TB、総合力ならCrucial T500 1TB、価格重視ならCrucial P3 Plus 1TBが現実的な落としどころになります。
あとは、作業用に精密ドライバーセット(ノートPC用)を用意し、発熱が気になるならM.2 2280 SSD ヒートシンクを添えるだけで、完成度がぐっと上がります。最初の一歩を丁寧に踏めば、容量不足のストレスはかなり軽くなるはずです。

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