冬の夜、外は冷たいのに妙に「ちょっと火が欲しい」瞬間がある。炭を起こすほどじゃない。でも、トースターの熱じゃ物足りない。そんな中で気になって買ったのが、火鉢っぽい見た目のカセットコンロ、センゴクアラジン ヒバリン SAG-HB01だった。
結論から言うと、ヒバリンは“焼く時間ごと楽しめる人”にはかなり刺さる。一方で、雑に使うと「思ったより手間だな…」になりやすい。この記事では、実際に餅や魚を焼いてみた体験を中心に、良かったところと注意点をそのまま書く。
ヒバリンって何?七輪っぽいのに炭いらずの不思議な道具
センゴクアラジン ヒバリン SAG-HB01は、ざっくり言うと「火鉢みたいな顔をしたカセットガスコンロ」。
炭火の代わりにガスで熱を出して、付属のグリルキット(輻射プレート)でじわっと焼くタイプだ。
サイズ感は机の上に置けるくらいで、見た目より重くない。持ち上げたとき「あ、これなら外に持っていけるな」と思えるライン。ベランダや庭に出して、焼き物だけ楽しむ…みたいな使い方が似合う。
開封した瞬間に「もう勝ち」だった。見た目の満足感が強い
正直、最初はデザインで買った。
丸っこいフォルムと、ちょっとレトロな色。道具として“気分が上がる”って大事だと思う。
設置は難しくない。カセットボンベをセットするだけで、準備がほぼ終わる。燃料は一般的なカセットガスなので、ストックもしやすい。自分は家にあったイワタニ カセットガス CB-250-ORをそのまま使った。
ただ、置き場所はちょっと考えたほうがいい。テーブル直置きだと熱が気になるから、耐熱の台や鍋敷きは欲しくなる。ここで雑にやると、後から怖い。
まず餅を焼いた。ヒバリンの楽しさが一発で分かる
最初に焼いたのは餅。これがいきなり楽しかった。
網にのせて見ていると、表面がゆっくり乾いて、ぷくっと膨らんでくる。トースターより「育ってる感」がある。
ただし油断すると一気に焦げる。特に火力を強くしすぎると、裏側だけ真っ黒になる。
コツは、最初だけ少し強めで温めて、途中から弱火寄りでじっくり。餅は“距離感”が命だった。
焼けた餅は、表面がパリッとして中はもっちり。香ばしさが出やすくて、ここでヒバリンの良さを感じた。「ただ焼いてるだけ」なのに、ちょっとしたイベントになる。
魚を焼くと本領発揮。干物がうまい、ただし匂いは残る
次に干物。これがいちばん“七輪っぽさ”を感じた。
皮目がじゅわっと香ばしくなって、脂が落ちる感じもいい。ガスなのに雰囲気があるのは、輻射熱でじっくり焼けるからだと思う。
ただ、匂いはちゃんと出る。室内だと換気しても残りやすい。
自分は結局、魚はベランダで焼くのが落ち着いた。近所が近い環境なら、そのへんは要注意。焼き魚の匂いって、いい匂いでも人によってはキツい。
スルメが最高。ちびちび炙れる幸せがある
意外にハマったのがスルメ。
これ、ヒバリンと相性が良すぎる。強火で焼くんじゃなくて、弱火寄りで炙って、香りが立ったら一口、また炙って一口。時間が溶ける。
この使い方をし始めると、ヒバリンは「料理家電」じゃなくて「遊び道具」になる。
仕事終わりの夜にこれをやると、謎に満足度が高い。
普通のカセットコンロとして使える?鍋もできるけど得意分野は別
センゴクアラジン ヒバリン SAG-HB01は鍋もできる。輻射プレートを外せば、いわゆる普通のガスコンロとしても使える。
ただ、メイン用途はやっぱり“焼き”。鍋をガンガンやるなら、普通の卓上コンロのほうが合理的。
ヒバリンは「焼きたい欲」がある人向け。餅、干物、ウインナー、野菜、スルメ。そういう系の満足度が高い。
風があるとどうなる?外使いのリアルな話
庭やベランダで使うなら、風は地味に効く。
強風の日は火力が安定しづらいし、焼きムラが出る。あと、火が消える心配もゼロじゃない。
対策としては、風が直撃しない場所に置くか、壁際で使うのが無難だった。
それと、網の上に軽い食材を置くと、風で飛びそうになる。海苔とか薄いものは特に危ない。のんびりやってると、地味に焦る。
ヒバリンの良かったところ。結局ここが強い
一番いいのは、炭起こしをしなくても“焼く楽しさ”が味わえること。
七輪って、味は最高だけど準備と片付けが重い。その壁を飛び越えられるのがヒバリンだった。
それに、見た目がかわいい。道具がかわいいと使う回数が増える。
これは本当にある。押し入れにしまう系じゃなくて、使いたくなる系。
持ち運びも現実的なので、外遊びに持っていくなら収納が欲しくなる。個人的に気になっているのは、純正っぽいヒバリンケース(専用収納)か、難燃で安心感があるLOGOS×SENGOKU ALADDIN ヒバリン ケース 81060021。持ち出す頻度が増えるなら、ここはケチらないほうが気持ちいい。
注意点も正直に。ここで後悔しやすい
まず、手軽だけど“完全に放置できる系”ではない。
トースターのように入れて待つだけ、とは違う。見てないと焦げる。これが合わない人は合わない。
次に、室内使用のハードル。匂いと煙は普通に出る。
焼肉や魚をやるなら、換気必須。できれば外。ここをナメると、翌日も部屋が焼き魚になる。
あと、網が大きいわけじゃないから、一気に大量には焼けない。
家族全員分を焼く用途より、少人数でチマチマ楽しむ方向。
失敗しないコツ。小物を揃えると快適度が上がる
ヒバリンを快適にするのは、小物の力がでかい。
網が汚れたときの予備として焼き網 丸型 27cmがあると安心だし、熱い網を触る場面が多いのでキャンプ用 耐熱グローブもほぼ必須。これがないと、手を出せない瞬間が必ず来る。
脂が落ちる系を焼くなら、汚れ対策で使い捨てアルミトレーを敷くのも効く。片付けがラクになると、使う回数が増える。
炭を使わないとはいえ、雰囲気で炭焼きっぽいことをやりたくなる人もいるはず。その流れでキャンプ道具を揃えるなら、後片付け用に火消し壺 小型も候補に入る。ヒバリン単体でも十分だけど、遊びが広がる。
七輪や普通のコンロと比べて、ヒバリンはどんな立ち位置?
本物の七輪は味が強い。でも準備が重い。
普通のカセットコンロは便利。でも焼きの楽しさが薄い。
その間を埋めるのがセンゴクアラジン ヒバリン SAG-HB01だった。
「手軽に焼きたい」「でも雰囲気も欲しい」という、ちょっとわがままな気分にハマる。
まとめ:ヒバリンは“焼き時間を楽しめる人”の相棒
ヒバリンは、炭火の完全な代わりじゃない。
でも、炭の面倒さを抱えずに“焼きの幸福感”を持ってこれる道具だった。
餅、干物、スルメ。このへんを焼きたい人なら、かなり満足するはず。
逆に、料理を最短で終わらせたい人には向かない。見守る時間があるからこそ、楽しい。
もし迷っているなら、まずは家の外で餅を焼いてみてほしい。
そこで「これ好きだわ」ってなったら、ヒバリンはきっと当たりになる。


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