夜の部屋って、ちょっとした灯りひとつで空気が変わる。そこで気になっていたのが、アラジン ランタンスピーカー(AEL-SP01A)。ランタンの見た目なのにスピーカーとしても使える、あの“雰囲気全振り”のやつ。結論から言うと、音質だけで勝負する機材じゃない。でも、満足する瞬間はちゃんとある。
まず外観。ガラスの存在感が強くて、置いた瞬間にインテリアっぽい顔になる。照明を落とした部屋でつけてみると、光がガラスに反射してやたら綺麗。こういうのって写真より実物がいいタイプだと思った。つまみを回して操作する感じも、スマホぽちぽちとは別の楽しさがある。
寝室で使って一番「買ってよかった」と感じたのは、明るさの塩梅。読書灯としてガンガン照らすほどじゃないけど、寝る前にちょっと落ち着きたい時の灯りとしてはドンピシャだった。天井照明だと明るすぎる、間接照明だと物足りない、その中間をいい感じに埋めてくれる。灯りがあるだけで“今日はもう終わりでいいか”って気分になれるのが、地味に強い。
音はどうか。ここは期待値の置き方で評価が変わると思う。正直、重低音でぶん殴るタイプじゃない。迫力を求めると「あれ?」ってなる人はいるはず。逆にBGM用途ならかなり気持ちいい。全方位っぽく広がるので、部屋のどこに置いても音の当たりが尖りにくい。作業中に流しても邪魔しないし、ぼーっとしてる時に流しても雰囲気が崩れない。
もし「音を主役」にするなら、比較対象としてはAnker Soundcore BluetoothスピーカーとかJBL Bluetoothスピーカーのほうが満足しやすい。だけど、アラジンは“灯り込みの体験”で評価する方が気持ちよく着地する。
次にキャンプで使った話。テント前で灯りをつけた瞬間、周りのギアが急にそれっぽく見える。雰囲気づくりが早い。焚き火の横に置きたくなるけど、これはあくまで電子機器だし、熱や火の粉は怖い。ちょい離してテーブルの端が安心だった。
持ち運びするなら、ランタンの置き場所は意外と大事で、ランタンハンガー/ランタンスタンドがあると自由度が上がる。地面に直置きだと、足が当たってヒヤッとする場面が出るんだよね。ガラス系は一度怖い思いをすると気が抜けない。
防水についても誤解されやすい。生活防水レベルなので、軽い水しぶきなら耐えるけど、水没前提の道具ではない。雨が怪しい日は、防水スタッフバッグ(収納用)に入れて守ったほうが気が楽だった。こういうの、持ってると雑に扱えるから結果的に使う回数が増える。
電池持ちは、使い方次第で印象が変わる。光を明るめにして音も鳴らすと減りは早くなるし、灯りだけで使えばそこそこ持つ。キャンプだと「思ったより減るな」と感じやすいから、充電周りはセットで考えるのがいい。
充電ケーブルは、短いと地味にストレスが溜まる。テーブル上の置き方で取り回しが変わるので、アウトドア向けUSB-C充電ケーブル(1m〜2m)を一本用意しておくと安心だった。家ではUSB-C PD充電器 20W〜30Wでサクッと充電、外ではモバイルバッテリー(USB-C PD対応)があると心が折れない。
迷う人が多いのが、小さいモデルとの比較。気軽に持ち出したいならセンゴクアラジン プチランタンスピーカー(SAL-SP01A)がラク。カラーで迷うならプチランタンスピーカー グリーン(SAL-SP01A-G)の落ち着きもいいし、差し色ならプチランタンスピーカー レッド(SAL-SP01A-R)も楽しい。
一方で、置いて眺めて満足したいなら、やっぱり通常モデルの方が“主役感”は強い。限定っぽさが刺さる人はアラジン ランタンスピーカー 創業記念モデル(AEL-SP01AF)を見てから決めるのもアリ。
最後に、後悔しやすいポイントも書いておく。
音質だけで判断すると割高に見える。防水を過信すると壊す。置き場所が決まってないと出番が減る。ここを避けられるなら満足度は上がる。
逆に、寝室の灯りを少しだけ丁寧にしたい人、キャンプの夜を“それっぽく”仕上げたい人には刺さる。スピーカーというより、空気を作る道具。そう思って迎えると、ちゃんと生活に馴染んでくる。


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