「ガジェットとして3Dプリンターを触ってみたい」。この気持ち、わりと危険で、めちゃくちゃ楽しいやつです。断言します。理由はシンプルで、完成品を買うだけだった日常が、“自分で増やせる”側にひっくり返るから。しかも作るのはロボでも武器でもなく、まずはケーブル留めとか、机の上の小物とか、そういう地味に助かるやつだったりします。
とはいえ、最初の1台でコケると「結局、面倒な機械だった…」になりがち。ここでは“ガジェット目線”を崩さずに、FDM(フィラメント)とレジンの違い、買い方、周辺アイテムまで、体験ベースで辿れるようにまとめます。
記事を読み終わった頃には、「自分ならこのルートだな」が決まるはず。
まず結論:ガジェット派は「手間が少ないFDM」から入ると気持ちいい
最初の一歩は、FDM(熱で溶かした樹脂を積む方式)推し。断定します。理由は“失敗しても立て直しやすい”から。補足すると、レジン(光造形)は表面が綺麗でテンション上がる一方、洗浄・匂い・換気がセットで、生活動線に組み込む難易度が上がります。
「箱から出して、今日の夜にもう出力したい」なら、FDMで“自動化が進んだ機種”を選ぶのが近道です。そこから沼に落ちるのは、あとでいい。
ガジェットとしての3Dプリンター、何がそんなに良いのか
1個目に作ると幸福度が高いもの(リアルに役立つ系)
最初から大作に行かない方が成功します。断言。理由は「調整が必要な要素が多い」からで、補足すると小物なら失敗しても被害が小さいし、改善が早い。
たとえばこんな流れが“初日あるある”。
- 夜、プリンターを置く場所が決まらず、机の片隅に仮置きする
- とりあえずテストを流す→なんか糸引く→少し設定を触る
- 次にケーブルクリップを作る→地味に嬉しくてニヤける
- 「もっと綺麗にしたい」で周辺アイテムが気になりはじめる
この“段階的に欲が育つ”感じが、ガジェットとしての3Dプリンターのキモです。
失敗しない選び方:先に「造形サイズ」と「手間耐性」を決める
造形サイズ:miniにするか、普通サイズにするか
miniは置きやすい。これは事実。だけど「作りたいものが入らない」がわりと早めに来ます。スマホスタンドを作ろうとして、角度つけた瞬間にサイズアウト、とかね。
迷うなら、通常サイズ寄りの方が後悔は減りやすいです。
miniで入る範囲の楽しさに全振りするなら、最初から小型で割り切ってOK。その代表が Bambu Lab A1 mini です。
「どうせそのうち大きいのが欲しくなる気がする」なら、最初から Bambu Lab A1 みたいな通常サイズを見ておくと安心。
手間耐性:いじる趣味か、作る趣味か
ここは好みが出ます。
“いじるのも含めて楽しい”なら、コスパ系を育てるのもあり。
“作るのが目的”なら、自動化が進んだ路線が気持ちいい。
ガジェット派が選びやすいFDM本体(目的別に)
開封してすぐ楽しみたい:迷いにくいルート
「今日はもう寝たい。でも一回は出したい」みたいな夜があります。そんな日に救われるのが、成功率の高さ。
この方向なら Bambu Lab A1 / Bambu Lab A1 mini のラインが話題に上がりやすいです。設定を詰める前に“まず成功体験”を取りにいけるから。
「ガジェットとして映える」も狙うなら、マルチカラーの入口として Bambu Lab AMS lite が気になってきます。色替えはロマン。反面、時間と材料の消費が増えがちなので、最初は単色で良い派も多いんですよね。
速度も欲しい:高速系で気持ちよく回す
高速で回すなら、CoreXY系が気になってきます。比較枠として出しやすいのが Creality K1C。
「速い=全部うまくいく」ではないけど、待ち時間が短いと試行回数が増える。ここがデカい。
価格を抑えつつ現実的に:沼りにくい選び方
“安いからこれ”で行くと、調整コストで死ぬことがあります。断定。理由は、最初の数日は原因が特定できず、試行錯誤が増えるから。
コスパ帯を比較に出すなら Creality Ender-3 V3 SE、もう少し家庭用のまとまり感で FLASHFORGE Adventurer 5M あたり。ここは“価格だけじゃなく、生活に溶け込むか”で決めると後悔しにくいです。
同じ価格帯の比較で名前が出がちなところだと ELEGOO Neptune 4 Pro や Anycubic Kobra 2 も候補。レビューの雰囲気を見て、「初期トラブルを笑って処理できるか」を想像すると判断がラクになります。
レジン(光造形)に行くなら、最初に“生活の準備”がいる
レジンは、造形の綺麗さが強い。これは本当に強いです。理由は、積層痕が目立ちにくく、細部が出やすいから。補足すると、その代わりに洗浄・硬化・匂い対策が必要になって、ワンルームだと特に工夫が要ります。
導入の入り口で名前が出やすいのが ELEGOO Mars 4 Ultra や Anycubic Photon Mono 2。
「大きめもやりたい」なら ELEGOO Saturn 3 Ultra、「上位機比較に入れたい」なら Anycubic Photon Mono M5s が登場しがちです。
そして、レジンは本体だけ買うと詰みやすい。洗浄・硬化を同時に揃えるなら ELEGOO Mercury X や Anycubic Wash+%26+Cure+Plus が分かりやすいセット枠。
洗浄で話題になりやすいのが IPA 99% です。匂いも含めて、扱いは“化学っぽさ”が出るので、そこが刺さる人向け。
体験が一気に良くなる周辺ガジェット(ここで満足度が上がる)
3Dプリンターって、本体だけで勝負すると疲れます。断定。理由は「地味なストレスが溜まる」からで、補足すると小さな道具があるだけで失敗率が下がったりします。
フィラメント周り:詰みポイントを先に潰す
最初の定番フィラメントは Bambu Lab PLA や eSUN PLA+ が話題に出やすいです。
湿気で急に荒れることがあるので、早めに乾燥も視野に入れるとラク。乾燥機は Sunlu Filament Dryer S2 や eSUN eBOX が“買ってよかった枠”に入りやすい。
仕上げ&測定:工作感が出て楽しくなるやつ
寸法を詰めたいなら デジタルノギス ……と言いたいところですが、検索リンクが崩れると困るので、こちらをどうぞ。
改めて デジタルノギス。これがあると「穴を0.2mm広げる」みたいな調整がちゃんと狙えるようになります。
後処理は ニッパー と デバリングツール があると気持ちいい。触った瞬間の“安っぽさ”が減るんですよね。
定着系で話題になりやすいのが PEI シート と スティックのり。前者は“いい感じの面”、後者は“とりあえずの保険”として覚えておくと助かります。
レジンの安全系:ここは軽く見ない
レジンをやるなら、手袋は ニトリル手袋 がまず候補。
換気や匂いが気になるなら 有機ガス用 防毒マスク。この辺は“気合”じゃなくて“装備”で解決した方がラクです。
硬化の補助や小物の追い硬化には UV 硬化ライト も登場しがち。
よくある失敗:最初に躓くポイントだけ先に知っておく
1層目がダメ(FDMあるある)
「なんか剥がれる」「端が浮く」——最初はこれが多いです。
ここで焦って設定をいじり倒すと迷子になります。まずは置き場所の水平、次に清掃、最後に定着手段。順番を守ると戻ってこれます。
糸引き・ムラ・“なんか汚い”
この段階でフィラメント乾燥が効いてくることがあります。さっきの Sunlu Filament Dryer S2 や eSUN eBOX を思い出すタイミング。地味だけど、ここで体験が変わります。
レジンの匂いが想像以上
これは人によるけど、無理な人は無理。
だから最初から ニトリル手袋 や 有機ガス用 防毒マスク を“買うか迷う”じゃなく、“生活に合うか”で考えた方が後悔しません。
ちょい話:最近見かけるけど、注意して扱いたい機種
比較記事では AnkerMake M5 や AnkerMake M5C が候補に出ることがあります。ここは「今買うべき/買うな」を断言するより、サポートや供給の状況を見て判断するのが無難。ガジェットは“買った後の時間”も含めて体験なので、そこはケチらない方が結果的に安いです。
まとめ:3Dプリンターは“買う”より“暮らしに置く”で選ぶ
ガジェットとして気持ちよく始めるなら、まずはFDMで成功体験を取りに行く。理由は、失敗の戻しが簡単で、日用品ガジェットに直結しやすいから。
そのうえで、通常サイズの Bambu Lab A1 か、小型で割り切る Bambu Lab A1 mini を軸に考えると、迷いが減ります。
最後にひとつだけ。最初に作るのは“使うもの”がいちばん強い。ケーブル周りでも、机の上でもいい。1個でも生活が良くなると、3Dプリンターはただの機械じゃなく、ちゃんとガジェットになります。

コメント