「sony 28-70 f2」で検索している時点で、あなたはもう普通の標準ズームでは満足できないところまで来ている。僕も同じだった。ズームなのにF2通しって何それ、反則じゃない?…と心が動いた瞬間から、頭の中はずっとこのレンズのことでいっぱいになる。
結論から言うと、【条件さえ噛み合えば】このレンズは“撮れる写真の格”を一段上げてくる。けれど、全員におすすめできる万能レンズでもない。この記事では、僕が感じたリアルな魅力と、買う前に知っておくべき落とし穴まで、逃げずにまとめる。
SONY FE 28-70mm F2 GMってどんなレンズ?
主役はこの一本、SONY FE 28-70mm F2 GM SEL2870GM。
最大の特徴は「ズーム全域で開放F2」という一点突破。標準ズームの定番がF2.8通しであることを考えると、1段明るい。たった1段、されど1段。暗所・ボケ・シャッタースピード、全部に効いてくる。
しかも焦点域が28-70mm。派手さはないけれど、人物・スナップ・イベント・動画で“ちょうどいい”場面が驚くほど多い。ここが刺さる人は、使えば使うほど手放せなくなる。
F2通し標準ズームの破壊力|ボケと暗所が別次元
このレンズを語るなら、まずボケ。
開放F2の標準ズームは、背景の溶け方が明らかに違う。特に50mm前後で人物を撮った時の“立体感”が気持ちいい。ふわっと溶けるのに被写体は芯が残る感覚で、撮っていてテンションが上がるタイプだった。
それと、暗所性能。室内・夕方・イルミネーションで、ISOを抑えつつシャッタースピードを確保できるのが強い。F2.8ズームだと「もう一歩欲しい…」と思う場面で踏ん張ってくれる。
写真がブレないだけでなく、肌の階調や空気感の残り方も変わってくるから不思議だ。
28mmスタートは狭い?広角派が迷うポイントを整理
ただし、ここは正直に言う。
「24mmがない」のは、人によっては致命的にもなる。
広角で室内や風景をガッツリ撮る人は、SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2のほうが快適に感じるはず。旅行で建物を撮る、狭い室内で集合写真を撮る、こういう場面では24mmの余裕がありがたい。
一方で、人物中心・日常スナップ中心なら28mmでも困らないことが多い。むしろF2のメリットが勝つ。
「自分の写真フォルダは何mmが多い?」と確認したほうが早い。
24-70mm F2.8とどっちが正解?僕の答えはこう
比較されがちなのは、やっぱりこの2本。
僕の結論は「表現を取りにいくならF2、仕事の万能性なら24-70 F2.8」。
F2は作品づくりや人物撮影で効く。撮った写真が“それっぽく”なるスピードが速い。
一方で24-70 F2.8は、広角端と取り回しのバランスが良くて、迷ったらこれになりやすい。
ちなみに旧型のSONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GMを使っている人が買い替えを検討するなら、「F2に惚れたかどうか」で決めると後悔しにくい。中途半端に迷うと苦しい。
コスパで選ぶなら?現実的なライバルも押さえる
予算や重量を考えると、F2通しは夢のまま終わらせたい人もいる。そこで現実的な候補も並べる。
軽量寄りの標準ズームなら、SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN Contemporary(ソニーE)がかなり強い。サイズ感と価格のバランスが良く、持ち出し頻度が増えるタイプ。
王道のコスパ路線なら、TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(ソニーE)が候補に入る。写りと価格の納得感が高く、最初の一本にも向きやすい。
そして「広角寄りを1本でまとめたい」なら、SONY FE 20-70mm F4 G SEL2070Gが面白い。F4だからボケは控えめでも、20mmスタートの便利さは別格だった。
一緒に使うボディで満足度が変わる|相性のいいαはこれ
このレンズの旨味は、ボディの性能が上がるほど引き出される。僕のおすすめは次のあたり。
万能バランスなら、SONY α7 IV ILCE-7M4。静止画も動画も両方やりたい人にちょうどいい。
解像に振るなら、SONY α7R V ILCE-7RM5。高画素とF2の組み合わせは、写真の情報量が楽しくなる。
動体や連写寄りなら、SONY α9 III ILCE-9M3。イベント・スポーツ系で強さが出る。
全部盛りの最高峰を狙うなら、SONY α1 II ILCE-1M2。値段は震えるけど、レンズに負けないボディだと思う。
重さ問題はどう?“持てるか”より“持ち出すか”で考える
ここはキレイごと抜きで言う。
このクラスのレンズは軽くない。けれど、単焦点を数本持ち歩くより結果的にラクな場面も多い。
たとえば、35mmと50mmと85mmを使い分けたいなら、単焦点の候補はこうなる。
もちろん単焦点は最高。でも交換が増えるし、撮影テンポが落ちる日もある。
“ズームでF2”がどれだけ撮影の流れを良くするか、ここに価値を見いだせると満足度が跳ね上がる。
これを揃えると快適になる|一緒に買うべき周辺アイテム
このレンズはフィルター径が大きめなので、アクセサリーも合わせて選ぶと気持ちよく使える。
まず基本の電源周りはこれ。
記録メディアは、動画もやるなら速度が効いてくる。
フィルター類は用途で分けたい。写真メインなら保護、動画メインならNDが効く。
撮影の安心感を上げるなら、メンテと持ち運びも地味に大事。
固定撮影や長時間の撮影なら、脚周りも揃えると世界が変わる。
動画を本気でやるなら、ここも現実的に必要になる。
よくある質問(本音で答える)
Q1. F2って実際どれくらい違う?
体感で分かる。ボケが増えるだけじゃなく、暗い場所でシャッター速度を稼げるのがデカい。失敗写真が減る方向に効いてくるのが嬉しいところ。
Q2. 24mmがないのはやっぱり困る?
風景や室内で広く撮ることが多いなら、困る日が出る。逆に人物や日常スナップ中心なら、28mmでも成立しやすい。ここは撮影ジャンル次第でハッキリ分かれる。
Q3. 重さで後悔しない?
“持てるか”より“持ち出すか”が重要。撮影のたびに持っていく未来が見えるなら勝ち。置物になりそうなら、軽い標準ズームのほうが幸せになれる。
Q4. 迷ったらどっちを買えばいい?
作品っぽいボケや雰囲気をズームで取りたいなら、SONY FE 28-70mm F2 GM SEL2870GMが刺さる。
広角の安心感と仕事の万能性を取りにいくなら、SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2が堅い。
まとめ|“標準ズームの到達点”を体感したいなら買い
SONY FE 28-70mm F2 GM SEL2870GMは、ただ便利な標準ズームでは終わらない。ズームでF2という武器が、写真の説得力をグッと押し上げてくる。
一方で、24mmが必要な人、軽さを最優先したい人には最適解にならない可能性もある。だからこそ「自分の撮りたい世界」に合うかどうかを見極めるのが大切だった。
もしあなたが、標準域で“作品の空気”を出したいなら、このレンズは期待を裏切らない。撮影が楽しくなりすぎて、気づいたらずっと付けっぱなしになる未来さえ見える。

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