ガーミン ネットワーク完全ガイド:BlueNet/マリンネットワーク/NMEA 2000を迷わず組むコツ(実例つき)

「ガーミン ネットワーク」で検索する人って、だいたい“やりたいこと”が先にあります。
レーダーの映像を別の画面にも出したい、LiveScopeを船尾と船首で共用したい、NMEA 2000で計器の情報をまとめたい。そこに機材名があとから付いてくる感じ。

ただ、ガーミンのネットワークは大きく 3系統あるので、ここを一度整理しておくと配線ミスが激減します。
この記事は「どれを買えば繋がるの?」を、なるべく現場っぽい目線でまとめました。製品名も多めに出します。迷った時の検索用にも使えます。


まず結論:ガーミンの「ネットワーク」は3つある

1) 画面共有・映像共有:イーサネット系(BlueNet/マリンネットワーク)

チャートプロッター同士でレーダーやソナーの情報を共有するやつです。
この系統を主役にするなら、スイッチやケーブルの選び方が効いてきます。

中心になるのが、たとえば Garmin BlueNet 20 Switch(010-02612-00)GMS 10 Network Port Expander
旧世代の拡張なら Garmin Marine Network cable(010-10550-00) が頻繁に話題に上がります。

2) センサー・計器共有:NMEA 2000(バックボーン)

風向風速、エンジン情報、AIS、計器表示など“データ系”を束ねるネットワーク。
これを組むなら、スターターキットの導入が一番ラクなことが多いです。

たとえば Garmin NMEA 2000 Starter Kit(010-11442-00)、追加部材は Garmin NMEA 2000 T-connectorGarmin NMEA 2000 backbone cable、末端に Garmin NMEA 2000 terminator が定番。

3) スマート系:Wi-Fi(ウォッチ/体重計など)

こっちは船より、日常ガジェット側のネットワーク。
同じ「ガーミン ネットワーク」でも、検索者がここに迷い込むことがあります。


実際によくある“やりたいこと”別:おすすめネットワーク構成

画面を増やしても同じ情報を見たい(GPSMAPを複数台)

船で一番気持ちいいのは「操船席と船首で同じ画面が見られる」状態。
現場の相談でもこれが多いです。

たとえばメインに GPSMAP 8412 を置いて、サブに GPSMAP 9017xsv を足す。
この時、直結で足りるならいいんですが、レーダーやブラックボックスが増えた瞬間ポートが足りなくなりがちなんですよね。そこで Garmin BlueNet 20 Switch(010-02612-00)GMS 10 Network Port Expander の出番になります。

「あと1台増やすだけ」でもスイッチが要ることがある。ここ、地味に落とし穴です。


LiveScopeを入れたい(映像が出ない問題はネットワーク絡みが多い)

LiveScope系は、動作させるだけなら単体でもいけます。
でも「別の画面にも表示したい」「操船席と船首で切り替えたい」となると、ネットワークをちゃんと組む必要が出ます。

中心になるのが GLS 10 Sonar Module(LiveScope用ブラックボックス)
振動子側は LiveScope Plus LVS34 Transducer がよく候補に上がります。

ここで“あるある”なのが、配線が通っているのに片方の画面で映像が出ないケース。
聞いてみると「スイッチ無しで、ぎりぎり繋いだ」「ケーブルの規格が混ざった」「そもそも同一ネットワークに入ってない」みたいな話が混ざってくるんですよ。そういう時は、いったん構成をシンプルに戻して、スイッチを挟んで整理すると落ち着くことが多いです。


レーダー映像を共有したい(Fantom系+GPSMAPの王道)

「夜の航行が不安でレーダー欲しい」→「どうせなら複数画面で共有したい」って流れ、かなり自然です。
この場合、レーダーは GMR Fantom 18GMR Fantom 24、少し上のクラスだと GMR Fantom 54 あたりが検索されがち。

画面側は GPSMAP 9010 みたいな“しっかり系”と相性がいいです。
共有するならネットワーク機器も増えるので、最初から Garmin BlueNet 20 Switch(010-02612-00) を前提に考えると、あとから配線をやり直しにくい船でも安心。


BlueNetと旧マリンネットワーク:ここを曖昧にすると詰む

最近の相談で増えているのが「中古で買った画面と新品の機器が混在」パターン。
この時に話がややこしくなるのが、BlueNet系と旧Garmin Marine Network系

混在させるなら、ゲートウェイや変換をちゃんと検討するのが無難です。
製品名でいうと Garmin BlueNet 30 Gateway(010-02613-00) が“いかにもそれっぽい役割”で検索されます。

ケーブルについても、勢いで「LANケーブルでいいよね?」とやるとハマりやすいです。現場で一番ありがちな事故はここ。
まずは専用品で揃える意識で、たとえば Garmin Marine Network cable(010-10550-00)Garmin BlueNet network cable を軸に考えた方が話が早いと思います。


NMEA 2000ネットワーク:最初は“美しい配線”を目指さない

NMEA 2000は、慣れるまでは「正しい形」が分かりにくいです。
個人的におすすめの進め方は、“拡張を前提にしつつ、まず動かす”。

計器や受信機側も、追加するほど楽しくなります。
たとえば表示系で GMI 20 Marine Instrument、風センサーまわりで GNX Wind、トランシーバ的に話題に出るのが GNT 10 NMEA 2000 Transceiver

「とりあえずスターターキットで動かす」→「必要な分だけ増やす」
この順番が、失敗が少ないです。


ついでに入れたくなる周辺機器(ネットワークがあると急に便利)

ネットワークを組むと、後から“便利枠”を追加しやすくなります。
ここ、地味に満足度が上がるポイント。

「最初は要らないと思ってたのに、ネットワークができた瞬間に欲しくなる」
この現象、わりと本気で起きます。


ありがちなトラブル集:ガーミン ネットワークでつまずく原因はだいたいこれ

スイッチ不足で“繋がってるのに共有できない”

ポートが足りないのに、なんとか分岐しているケース。
素直に Garmin BlueNet 20 Switch(010-02612-00)GMS 10 Network Port Expander を挟むと、妙な症状が消えることがあります。

ケーブルを“それっぽい物”で済ませて地獄を見る

いちばん時間を溶かすやつ。
まずは Garmin BlueNet network cableGarmin Marine Network cable(010-10550-00) を基準に揃えた方がラクです。

BlueNetと旧ネットワークの混在を甘く見て詰む

古い画面と新しい機器を混ぜた時に多い。
そういうときは Garmin BlueNet 30 Gateway(010-02613-00) を絡めて再設計する発想が出ると、話が進みやすいです。

NMEA 2000で終端抵抗を忘れて情報が不安定

地味だけど効きます。
Garmin NMEA 2000 terminator は“最後に付ける部品”じゃなくて“最初から前提の部品”と思っておくと安全。


最後に:迷ったら“目的→系統→製品”の順で決める

「ガーミン ネットワーク」で迷う原因は、製品が多すぎることじゃなくて、ネットワークの系統が混ざることです。
映像共有ならイーサネット系、データ共有ならNMEA 2000。まずここを決める。

それから、機器が増えるなら最初から拡張前提で組む。
Garmin BlueNet 20 Switch(010-02612-00)GMS 10 Network Port Expander を“後付け”じゃなく“設計の中心”に置くと、結果的に遠回りしにくいです。

LiveScopeを本気でやるなら GLS 10 Sonar Module(LiveScope用ブラックボックス)LiveScope Plus LVS34 Transducer を軸に、どの画面で見たいかを先に決める。
レーダー共有なら GMR Fantom 18GMR Fantom 24 と、表示側の GPSMAP 9010 などで“完成形”を想像してから配線に入る。

ネットワークは、最初の設計で8割決まります。
一気に完璧を狙わず、確実に動く最短構成から積み上げる。これが結局いちばん速いです。

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