「ガーミン ヘディングセンサー 設定」で検索してここに来た人って、だいたい同じところで止まります。
接続したのに見つからない、校正が終わったのにズレる、LiveScopeの向きが落ち着かない……このへん。
結論から言うと、ヘディングセンサーの設定は「メニュー操作」よりも「ネットワークの基本ができてるか」と「磁気干渉を避けた設置」と「校正の段取り」で決まります。理由は単純で、ヘディングセンサーは電子コンパスなので、配線・電源・設置場所に影響されやすいから。
この記事は、なるべく迷わない順番でまとめました。
まず押さえる:ヘディングセンサーで何が変わる?
ヘディングセンサーを入れると、低速でも“船の向き”が安定します。
理由は、GPSの進行方向(COG)は止まると当てにならない一方、ヘディングセンサーは船首方位そのものを出せるから。
補足すると、体感で差が出やすいのはこのあたりです。
- LiveScopeの表示が「船の向き」と一致しやすい
→ LiveScope™ Plus(Garmin) や GLS 10 ソナーブラックボックス(Garmin)、LVS34 振動子(Garmin) を使ってる人ほど「向きのズレ」が気になりやすいです。 - 画面のヘディングラインが落ち着く
→ 設定が決まると「変なフラつき」が減ります。
どれを選ぶ?ガーミンのヘディングセンサー候補
記事で主役になりやすいのはこの2つです。
- 万能寄り: SteadyCast™ ヘディングセンサー(Garmin)
- 設置条件がハッキリ: 9軸方向センサー / 9-axis Heading Sensor(Garmin)
「自分のボートはどっちが合う?」となったら、まずは配線系の構成を見てください。NMEA2000前提なら、どちらも選択肢になります。
設定前に揃えるもの:NMEA2000で9割決まる
ヘディングセンサー設定で一番多い落とし穴は「センサーが悪い」の前に「NMEA2000が成立してない」パターン。
原因は、NMEA2000は“刺さってればOK”ではなく、電源・終端・分岐の形が合ってないと普通に認識しません。
最低限、次のどれかでネットワークを組むのがラクです。
個別に組むなら、最低でもこれ。
- 分岐: NMEA 2000 Tコネクタ(Garmin)
- 枝線: NMEA 2000 ドロップケーブル(Garmin)
- 幹線: NMEA 2000 バックボーンケーブル(Garmin)
- 電源: NMEA 2000 電源ケーブル(Garmin)
- 終端: NMEA 2000 終端抵抗(オス/メス)(Garmin)
「長さ足りない…」となったときは延長も候補。
あと、接続部品をまとめて探すならこれで十分です。
対応プロッタ側:設定画面の入口になる本体
ヘディングセンサーの設定メニューは、だいたいチャートプロッタ側から入ります。
代表はこのあたり。
ここでのコツは、最初から「どこに設定があるか」を探し回らないこと。
理由は、機種で言い回しが微妙に違うから。補足すると、多くの場合は 通信 → NMEA2000 → 機器リスト(デバイスリスト) の流れに集約されます。
設定手順:迷わない順番(SteadyCastの例で説明)
ここからは、よくある導入順で書きます。
最短で成功しやすい流れは「認識→表示→校正→微調整」です。
1)電源ON後、機器リストで見えるか確認
最初にやるのはこれだけ。
SteadyCast™ ヘディングセンサー(Garmin) が機器リストに出ていれば、まず一段クリアです。
出ない場合は、次の「認識しない」章に飛んだほうが早いです。ここで粘ると時間が溶けます。
2)データが“表示できる状態”を作る
ヘディング(方位)を表示するデータ欄を用意して、数値が動くかチェックします。
理由は、校正に進んでも「データが来てない」状態だと失敗しやすいから。
LiveScope系の構成なら、同時に表示を整えておくと変化が分かりやすいです。
3)コンパス校正:最重要ポイントは“場所”
ここで「校正が通るのにズレる」人が出ます。
原因は磁気干渉で、補足すると、エレキ・バッテリー・スピーカー・太い電源線・金具など、わりと何でも犯人になります。
設置や配線で使いがちな用品も、ついでに揃えておくとあとが楽。
- 配線の貫通や防水に: 防水ケーブルグランド(配線貫通用)
- 電源保護に: マリン用ヒューズホルダー(電源保護)
- 固定に: 配線 固定 ケーブルタイ(耐候)
もし 9軸方向センサー / 9-axis Heading Sensor(Garmin) を使うなら、水平に固定して向きも合わせるのが前提になるので、最初から場所をケチらないほうが結果的に速いです。
4)船首方向合わせ:GPSソースの有無で難易度が変わる
ここは地味に差がつきます。
理由は、ネットワーク上にGPSソースがあると“合わせ込み”がやりやすいから。
たとえば、外付けGPSを足す選択肢として定番なのがこれ。
補足すると、GPSがあると自動寄りに進められる機種構成もあります。逆にGPSが無いなら、ランドマークや信頼できる方位を基準に“微調整”で詰める感じになります。
「認識しない/機器リストに出ない」チェックリスト
認識しない場合、やる順番があります。闇雲に設定を探すより早いです。
- NMEA2000に電源が入ってるか
→ NMEA 2000 電源ケーブル(Garmin) の配線・ヒューズを再確認 - 両端の終端抵抗が付いてるか
→ NMEA 2000 終端抵抗(オス/メス)(Garmin) が“左右で1個ずつ”必要 - Tコネクタの向き・刺し違い
→ NMEA 2000 Tコネクタ(Garmin) と NMEA 2000 ドロップケーブル(Garmin) の接続を一度ばらして組み直す - バックボーンが“幹線”として成立してるか
→ NMEA 2000 バックボーンケーブル(Garmin) の途中に終端を付けてないか、分岐が連鎖してないかを見る - 延長を足してるなら接点不良も疑う
→ NMEA 2000 6m/10m バックボーン延長(Garmin) を使う構成は「ねじ込み不足」で落ちがち
「校正できたのにズレる」あるあると対策
ズレるとき、まず疑うべきは“設置場所”です。
理由は、校正はその場の磁気環境込みで成立するので、環境が悪いとズレが残るから。
よくあるパターンはこの3つ。
- バッテリーや太い電源線の近くに置いてる
- 金属プレートや工具箱の近く
- 配線が雑で、センサーの近くに電源が束になっている
補足として、配線をきれいにまとめ直すだけで改善するケースも普通にあります。
そのとき役に立つのが、さっきの 配線 固定 ケーブルタイ(耐候) と 防水ケーブルグランド(配線貫通用) だったりします。
LiveScope運用の小ネタ:ヘディングセンサーが効く“症状”
LiveScope™ Plus(Garmin) を入れてしばらくすると、「映ってるのに投げる方向が合わない」みたいなモヤモヤが出ます。
ここで SteadyCast™ ヘディングセンサー(Garmin) や 9軸方向センサー / 9-axis Heading Sensor(Garmin) が効いてきます。
理由は、船が流されてるときにGPSの進行方向がブレるから。
補足すると、スポットロックや低速ドリフトが多い人ほど“ヘディングの恩恵”が大きいです。
ついでに:Forceの校正が話題に出る人へ
トローリングモーター運用だと、話が混ざりやすいです。
Force トローリングモーター(Garmin) 側にも校正の文脈はあるものの、今回の「ヘディングセンサー設定」は基本的にNMEA2000側の話が中心になります。ここ、混線すると一気に迷子になります。
最後に:記事の結論(最短ルート)
- NMEA 2000 スターターキット(Garmin / 010-11442-00) か、同等の構成でNMEA2000をまず成立させる
- 次に SteadyCast™ ヘディングセンサー(Garmin) または 9軸方向センサー / 9-axis Heading Sensor(Garmin) を“磁気干渉の少ない場所”に固定
- それから ECHOMAP UHD2(Garmin) / ECHOMAP Ultra(Garmin) / GPSMAP(Garmin) 側で機器リスト確認→校正
- ズレるなら、真っ先に配線と設置を見直す(道具は 配線 固定 ケーブルタイ(耐候) と マリン用ヒューズホルダー(電源保護) が地味に効く)
この順番で進めると、設定の沼に入りにくいです。
「いまどこで詰まってるか」さえ分かれば、打ち手は意外と絞れます。

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