Garminで走り始めたきっかけは、スマホのGPSがトンネルで飛び、ペースが信用できなくなったからだ。最初に買ったのは
Garmin ForeAthlete 55。
結論から言うと、初日の10kmで「もうスマホには戻らない」と決めた。ペースのブレが少なく、ラップを刻むたびに振動で教えてくれる。走り終わってGarmin Connectを開いた瞬間、呼吸が上がった区間と向かい風区間が一致しているのを見て、走りの癖が初めて可視化された。
音楽を入れたくなり、次に使ったのが
Garmin Forerunner 165 Music。
早朝ランでスマホを置いて出られるのは想像以上に楽だった。川沿いの往復12km、後半でビル風に押し返される区間がある。165 Musicは心拍の立ち上がりが速く、無理をするとすぐ数字に出る。結果、同じコースでも前半を抑え、後半に余力を残す配分が身についた。単なるガジェットではなく、走り方を変える道具だと実感した。
練習量が増えると、分析の深さが欲しくなる。そこで
Garmin Forerunner 255 に切り替えた。
トレーニングステータスとリカバリータイムが秀逸だ。週5で走ったある月、数値が「プロダクティブ」から「オーバーリーチ」に傾いた。実際、右ふくらはぎに違和感が出始めていた。予定していたインターバルをジョグに変えた結果、翌週は問題なくポイント練習を消化できた。数字がブレーキを踏ませてくれた、そんな体験だった。
レースを意識し始め、最終的に腕に残ったのは
Garmin Forerunner 965。
AMOLEDの視認性はスタートの混雑でも一瞬で情報を拾える。30km走の終盤、心拍ゾーンを見て意図的に1段落とした。結果、最後の5kmで脚が残り、ネガティブスプリット。数値に従った判断が、記録更新に直結した。
一方、日常使いとランを両立させたい人には
Garmin vivoactive 5 が現実的だ。
私は平日はこれで通勤、週末だけ本格機に切り替える。階段の上り下りや睡眠の質まで残るので、疲労の兆しを早めに察知できる。ランだけに特化しない分、装着率が落ちないのが強みだ。
ガーミンコーチも試した。
ForeAthlete 55 で提示されたロング走が、当時の私には正直きつかった。掲示板では「やりすぎ」という声も見かけるが、私は距離を2割削って続行した。すると3週目で心拍が同じなのにペースが自然に上がった。鵜呑みにせず、自分の脚に合わせて調整する。これがガーミンを“使える道具”にするコツだ。
雨の日の精度も重要だ。多摩川沿いでの小雨ジョグ、
Forerunner 255 はトラックの端を走っても距離の誤差が小さい。以前の時計では1kmごとに50〜80mずれていたが、ここはほぼ誤差なし。ペース走の安心感が違う。
「Garmin Run」で何が変わったか。
断定する。走りが感覚からデータに変わった。
理由は、心拍・ペース・回復が同時に見えるからだ。
補足すると、数字に縛られるのではなく、数字で自分を守れるようになった。
もし今から選ぶなら、入門は
ForeAthlete 55、
音楽込みなら
Forerunner 165 Music、
練習管理重視は
Forerunner 255、
レース本番は
Forerunner 965、
日常兼用は
vivoactive 5。
私はこれらを使い分け、月間走行距離を無理なく伸ばせた。データがあると、走らない言い訳が減る。だから今日も、手首のGarminを見て外に出る。

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