ガーミンの「リカバリータイム」って、真面目に見始めるとちょっとクセがあります。練習後に「72時間」とか出て、うわ…今週もう走れないの?みたいな気分になる日もある。逆に、そこそこ追い込んだつもりなのに「6時間」しか出なくて、え、軽く見られてる?とザワつくこともある。
ただ、慣れてくるとこの数字、意外と使えます。自分のコンディション管理の“雑な指標”として、トレーニングの強弱を決めるヒントになるから。この記事では、ガーミンのリカバリータイムを「振り回されずに使い倒す」方向で、体験込みでまとめます。あわせて、リカバリータイムがちゃんと働く環境づくり(心拍やデバイス)も一緒に紹介します。
リカバリータイムって結局なに?まずは“誤解しやすい点”から
リカバリータイムは、ざっくり言うと「次に同じくらい強い運動をしても大丈夫そうになるまでの目安」みたいなやつです。ここで大事なのが、“運動禁止の宣告”じゃないところ。
実際の運用ではこうでした。
- ゼロになるまで完全休養にすると、練習が詰めにくくなる
- ゼロじゃなくても軽い運動(散歩、ゆるジョグ、回復走)なら普通に入れられる
- “強い練習”を入れるタイミングの目安として見ると、途端に役立つ
僕は最初、数字にビビって休みすぎた日がありました。結果、脚は軽いのに心肺が戻らず、練習が噛み合わない。そこで「今日は強度を上げない」みたいな使い方に変えたら、体感とズレが減ってきた感じがあります。
どこで見られる?ウォッチ派とEdge派で“確認の癖”が違う
ランナーならウォッチで見ます。サイクリストならサイコン(Edge)で見ます。スマホ側でまとめて見返したいならアプリです。
- ウォッチ:たとえば Garmin Forerunner 265 や Garmin Forerunner 965、Garmin fēnix 7、Garmin epix Pro あたりで確認する人が多いはず
- サイコン:たとえば Garmin Edge 840 や Garmin Edge 1050 のような系統
- アプリ:運動ログと一緒に眺めるなら Garmin Connect が入り口
- 拡張や文字盤周り:遊びやすいのは Garmin Connect IQ
自分は、走った日はウォッチでパッと確認して、翌日に Garmin Connect で「睡眠」「前日の強度」と合わせて見返す流れに落ち着きました。数字の意味が分かりやすくなります。
「長すぎる!」となる典型パターン:だいたい“強度の誤判定”が混じってる
リカバリータイムがやけに長いとき、体感としてはこの2つが多いです。
- 心拍が高めに取れてしまった
- 実際に強度が高かった(追い込み+時間が長い)
1)は、計測のクセで起きます。僕は冬に手首が冷えているとき、光学心拍が微妙に暴れることがありました。そういう日は「思ったより長い時間」が出やすい。対策として胸ベルトを足すと、数字の納得感が上がりやすいです。
胸ベルトの候補はこの辺が鉄板です。
- Garmin HRM-Pro Plus
- Garmin HRM-Dual
- まだ出回っているなら Garmin HRM-Run や Garmin HRM-Tri
ランのダイナミクスも取りたいなら Garmin ランニングダイナミクスポッド も候補に入ります。
ちなみにサイクリング側だと、ログの質が上がると回復の見え方も安定してきました。
「短すぎる!」となる典型パターン:練習が“軽い判定”になっている
短すぎるときは、疲れてないのに短いというより「追い込んだのに短い」が気になるはず。ここで疑う順番はこんな感じ。
- そもそも心拍が取れていない(記録はあるけど心拍が欠けてる)
- 実際の強度が上がり切っていない(坂のつもりがペースが一定、など)
- デバイスが“あなたの普段”をまだ学習しきれていない
僕は新しいウォッチに乗り換えた直後、しばらく回復の数字が軽めに出ました。最初は「この機種、甘いのかな?」と疑ったけど、2〜3週間くらい定期的に走っていたら、数字がだんだん体感に寄ってきた。学習期間っぽいのがある感じです。
乗り換え候補としてよく比較されるのは、たとえばこの辺。
- Garmin Forerunner 255 / Garmin Forerunner 255S
- Garmin Forerunner 265 / Garmin Forerunner 265S
- Garmin Forerunner 955 / Garmin Forerunner 965
- Garmin fēnix 7S / Garmin fēnix 7X / Garmin fēnix 7 Pro
- Garmin epix (Gen 2) / Garmin epix Pro
普段使い寄りなら、見た目と快適さでこっちを見る人もいます。
アウトドア寄りならこの系統。
リカバリータイムの“使いどころ”はここ:判断が速くなる
僕が一番助かったのは、次の日のメニュー決めです。数字が長い日ほど、強度を上げない。短い日でも、いきなり全開にしない。これだけでも怪我の確率が落ちました。
具体的にはこんな運用。
- リカバリータイムが長い日:ジョグか回復走、もしくは上半身中心の軽い補強
- 中くらいの日:フォーム意識のテンポ走、ペースは抑えめ
- 短い日:ポイント練の候補にするけど、睡眠や脚の張りも合わせて判断
数値だけで決めないのがコツです。感覚の“裏取り”として使うと、やたら納得できます。
サイクリストのリカバリータイム:Edge勢は機種差も見ておくとラク
サイクリングだと、同じ距離でも風や信号で負荷が変わるので、リカバリータイムの揺れ幅が出やすい印象があります。僕はサイコンを Garmin Edge 530 から Garmin Edge 840 に変えた時、表示や導線が見やすくなってチェック頻度が上がりました。
比較検討でよく並ぶのはこのあたり。
- Garmin Edge 530
- Garmin Edge 540 / Garmin Edge 540 Solar
- Garmin Edge 830
- Garmin Edge 840 / Garmin Edge 840 Solar
- Garmin Edge 1040 / Garmin Edge 1040 Solar
- Garmin Edge 1050
センサー周りを整えると、回復の納得感が上がるのも同じです。さっきの Garmin HRM-Dual みたいな心拍ベルトは、サイクリングでも効きます。
体重・疲労感とセットで見るとハマる:体験上、ここが伸びた
個人的に、リカバリータイムだけを追うより「体重」「睡眠」「主観の疲労」とセットで見る方が、失敗が減りました。たとえば体重が微妙に増えている時期って、回復が遅れがちなんですよね。気のせいじゃなく、コンディションの荒れが数字にも出る。
体重を定点観測したい人は、スマート体重計の Garmin Index S2 を組み合わせる人もいます。僕は毎日じゃなくて週2〜3でも十分でした。数字が乱れる時期が見えます。
よくある質問:ガーミンのリカバリータイムで迷うところ
Q1. リカバリータイムがゼロになるまで走っちゃダメ?
ダメではないです。僕はゼロ前でも普通にゆるジョグを入れます。ポイント練みたいな“負荷の高い日”を避ける目安として使う方がしっくりきました。
Q2. ずっと長い(最大付近)で張り付くけど故障?
故障とは限りません。心拍の誤検出や、直近の負荷の積み重ねでも起きます。まずは心拍の質を上げるのが早道で、手軽なのは Garmin HRM-Pro Plus や Garmin HRM-Dual の導入でした。
Q3. 表示されない/見つからない
アクティビティがちゃんと保存されているか、心拍が記録されているか、まずそこを確認します。ログ側は Garmin Connect で見返すと分かりやすいです。ウォッチなら Garmin Forerunner 265 みたいなトレーニング寄りの機種の方が導線が見つけやすい印象もあります。
まとめ:リカバリータイムは“指示”じゃなくて、練習のブレーキ兼アクセル
ガーミンのリカバリータイムは、真面目に受け止めると疲れます。ところが、強度調整の補助輪として使うと、かなり頼れます。数字が長い日は抑える。短い日でも様子を見ながら上げる。これだけで練習の事故が減りました。
環境を整えるなら、ウォッチは Garmin Forerunner 965 や Garmin fēnix 7 Pro、サイコンは Garmin Edge 840 や Garmin Edge 1050 が候補に上がりやすい。心拍の安定を取りにいくなら Garmin HRM-Pro Plus と Garmin HRM-Dual が効きました。
最後に、数字に一喜一憂しすぎないこと。自分の体感と合わせて“ちょうどいい判断”に使うと、ガーミンのリカバリータイムはかなり頼もしい相棒になります。

コメント