スマホクリップって、最初は「スマホを挟むだけのやつでしょ?」くらいに思ってたんですが、気づいたら机の上にもベッドの横にも車の中にも増殖して、なぜか引き出しの中に予備まで眠ってるタイプのアイテムになりました。安いのも多いし、つい勢いで買いやすい。で、失敗もしやすい。この記事は、そんなスマホクリップ沼に片足どころか両足突っ込んだ私が、「結局どれが便利で、何を基準に選べば後悔が減るのか」を趣味目線でつらつらまとめたものです。なお、製品名はたくさん出しますが、特定の広告リンク(アフィリエイトリンク)は載せません。気になるものがあったら、そのままAmazon.co.jpで製品名検索して確認するのが一番確実です。
まず「スマホクリップ」と一口に言っても、用途がいくつかに分かれます。私の体感では、だいたい次の4系統が主役です。1つ目が撮影用の三脚に付けるスマホホルダー系(いわゆるスマホを挟むアダプター)。2つ目が机や棚に挟むアームスタンド系(寝ながら視聴とか俯瞰撮影に使うやつ)。3つ目が車載ホルダー系(エアコン吹き出し口にクリップするタイプなど)。4つ目が「クリップで挟んで追加するアクセサリー系」(外付けレンズ、クリップライト、冷却ファンなど)。検索キーワードが同じでも別ジャンルの製品がズラッと出てくるので、買う前に「自分はどの用途のクリップが欲しいんだっけ?」を先に決めたほうが、マジで失敗が減ります。
三脚用スマホホルダーは、撮影をする人にとっての入口アイテムで、私もここから沼が始まりました。Ulanzi ST-02S、Ulanzi ST-27あたりは「スマホホルダーの定番」みたいに名前を見かけることが多い印象です。JOBY グリップタイトONEマウント、JOBY GripTight Mount PROも、三脚やミニ三脚と合わせると“それっぽい撮影セット”が一気に完成するので、テンション上がります。Manfrotto TwistGripみたいな、いかにも撮影機材っぽい雰囲気のスマホクランプもあって、こういうのを見ると「道具で上手くなった気になれる」効果があるのが怖いところ。SmallRigの汎用アルミスマホホルダーも、しっかりした作りで評判を見かけがちで、コールドシュー(ライトやマイクを付けるためのパーツ)が付いているタイプだと、NEEWER クリップライトや小型マイクを組み合わせたくなって、また出費が増えます。ほんと罪深い。
三脚用で私が最初にやらかしたのは、「スマホを挟める幅」をナメてたことです。ケースを付けたまま使いたいのに、クリップがギリギリで挟めない。挟めたとしても、ボタンを押しっぱなしになって音量が爆上がりする。カメラ部分の出っ張りに当たって斜めになる。こういう小さなストレスが積み重なると、「あー今日はもう撮るのやめた」ってなるんですよね。だから、三脚用は“対応幅が広め・滑り止めパッドが柔らかめ・縦横の切り替えがしやすい”の3点をけっこう重視してます。スマホを横にして動画撮るだけならいいけど、縦でショート動画撮ったり配信したりするなら、縦横切り替えがサクッとできると気持ちが途切れません。
そして次にハマるのがアームスタンド系。これは生活が変わります。Lamicallのフレキシブルアームスタンド(クランプ式)は、名前をよく見るだけあって、机に挟んで動画を見る用途の“王道”感があります。Tryoneのスマホアームスタンドも「ごろ寝」「寝ながら」みたいな文脈でよく見かけますし、AboveTEKのアームスタンドは、頑丈さを売りにしている印象があります。国内だとエレコムのスマホアームスタンド クリップや、サンワサプライのスマホアームスタンド クリップも候補に上がりやすいです。
アームスタンドでの失敗あるあるは、「長い=正義」と思って買うと、揺れる・垂れる・勝手に角度が戻るの三重苦に当たること。正直、アームが長いほど便利なシーンは多いんです。ベッドのフレームに挟んで顔の上にスマホを持ってきたり、キッチンで真上から俯瞰撮影したり。でも、長さが増えるとテコの原理でしんどくなって、関節が負ける。結果、触るたびにフワンフワン揺れてイライラする。なので私は、アームは「必要な長さの最短」を狙う派です。俯瞰撮影したい人は「俯瞰撮影 スマホスタンド クリップ」みたいな名前で専用品を探すと、用途が絞られているぶん当たりを引きやすい気がします。あと、机に挟むクランプ部分が小さいと、天板が厚い机で詰みます。買う前に、机の厚みをメジャーで測る。これ、地味だけどめちゃ大事です。
アームスタンドの使い方で私が一番おすすめしたいのは、「触らない前提で設置する」ことです。画面をスワイプするたび揺れるなら、最初からBluetoothリモコンや音声操作で済ませる。あるいは、スマホじゃなくてタブレットに移行する。アームで“操作するために固定する”より、“ただ置いて見るために固定する”ほうが満足度が高いです。とはいえ、オンライン会議で目線を上げたいときや、楽器練習の録画で角度を固定したいときには、アームスタンドのありがたみが爆発します。ここはもう、生活の相棒枠です。
車載ホルダー系は、便利だけど一番慎重になったほうがいいジャンルです。個人的に「いざというとき落ちない」が最優先。吹き出し口に挟むタイプだと、iOttie iTap エアーベント、iOttie Easy One Touch、Spigen Kuel、Belkin Vent Mount、ESR HaloLock、UGREEN 車載スマホホルダー(吹き出し口)あたりが候補としてよく目に入ります。ただ、車のルーバー形状によって相性が分かれるし、スマホが重いと下がりやすいし、暖房の熱風が直撃する位置だとスマホが熱くなりがち。ここはもう「車種と使い方次第」で正解が変わる世界だと思ってます。私は、少しでもガタつくなら潔く別の固定方式(ダッシュボードや吸盤、マグネットなど)も検討します。走行中に画面を操作しない、視界を邪魔しない位置に付ける、落ちて足元に転がるような付け方をしない、これは徹底したいところです。
そしてアクセサリー系のクリップ。ここからが沼の本番です。外付けレンズは、APEXEL 2in1 クリップ式レンズ(広角+マクロ)みたいなセットが入口として人気で、APEXELの外付けレンズ クリップ(多機能セット)も「いろいろ試せる」誘惑が強い。Xenvo Pro Lens Kitも名前を見かけます。外付けレンズは当たりを引くと楽しいんですが、正直“位置合わせがシビア”で、ちょっとズレると四隅が暗くなる(ケラレ)とか、画質が思ったより甘いとか、ケースの厚みで付けられないとか、クセもあります。私は「遊び」と割り切って買うと満足しやすいと思います。逆に「これでカメラが一眼並みに!」みたいな期待をしすぎると、ガッカリしやすい。だけど、マクロレンズで小物を寄って撮ったり、広角で室内を広く撮ったりできると、スマホ撮影がちょっと新鮮になるのは事実です。
ライトも便利です。UBeesize クリップ式リングライトみたいな、スマホやPCに挟むタイプはオンライン会議でも地味に効きますし、NEEWER クリップライトは配信や撮影の補助光として候補になりやすいと思います。ここでのコツは、明るさを上げすぎないこと。明るい=正義じゃなくて、“顔の影を少しだけ持ち上げる”くらいが一番自然。ライトを真正面に置きすぎるとテカりが出るので、私は少し上から当てるか、部屋の照明と混ぜて使うことが多いです。あと、クリップの挟む力が強すぎると、ノートPCの液晶側に挟むのが怖い(圧が心配)。だからライト系は、パッドが柔らかいタイプや、軽量なものを選びがちです。
冷却系も最近は熱い(冷やすのに熱いって何だよって感じですが)。Black Shark FunCooler 2 Pro、Black Shark FunCooler 3、Razer Phone Cooler Chroma、Flydigiのスマホ冷却ファン(クランプ式)みたいな、スマホ背面に挟んで冷やすやつ。ゲームや長時間撮影でスマホがアチアチになって性能が落ちるとき、これがあると安定することがあります。ただし、外で使うと荷物が増えるし、給電が必要なものも多いし、「スマホを冷やすために、結局別のバッテリーが必要」みたいな本末転倒感もあります。私は、室内で腰を据えてゲームする日とか、長回し撮影の日とか、“目的が明確なとき”にだけ使う派です。万能ではないけど、刺さるときは刺さる道具。こういう尖ったアイテムが増えるのも、スマホクリップ界隈の楽しいところです。
ここまでたくさん製品名を出しましたが、結局のところ、選び方の軸はわりと単純です。まず「どこに固定するか」。三脚なのか、机なのか、車なのか、スマホ本体なのか。次に「何を優先するか」。揺れにくさなのか、角度調整の自由度なのか、持ち運びやすさなのか。三脚用なら、Ulanzi ST-02SやUlanzi ST-27みたいなベーシックなスマホホルダーから入ると扱いやすいし、より拡張したくなったらSmallRigのスマホホルダーや、JOBY GripTight Mount PRO、Manfrotto TwistGripみたいな“機材っぽい”方向に進むのも楽しい。アームスタンドなら、Lamicall、Tryone、AboveTEK、エレコム、サンワサプライあたりで「机の厚み」「アームの長さ」「関節の固さ」をちゃんと見て選ぶ。車載なら、iOttie iTap、iOttie Easy One Touch、Spigen Kuel、Belkin Vent Mount、ESR HaloLock、UGREENあたりを候補にしつつ、車種と設置位置を最優先で考える。アクセサリーなら、APEXELやXenvoの外付けレンズ、UBeesizeやNEEWERのクリップライト、Black SharkやRazerやFlydigiのクーラーみたいに、目的がハッキリしているときほど満足しやすい。
最後に、私がスマホクリップを買うときの“自分ルール”を一つだけ言うなら、「落ちたら困る場所ほど、安さだけで選ばない」です。ベッドの上で顔面に落ちると普通に痛いし、車内で落ちたら危ないし、撮影中に落ちたら心が折れる。逆に、机の端でちょっと固定してレシピを見るだけなら、多少チープでも割り切れる。この“リスクと値段の釣り合い”を意識するだけで、私の買い物の失敗はかなり減りました。
スマホクリップは小さい道具なのに、生活の中で「手が空く」という体験をくれるのが本当に強いです。動画視聴も、オンライン会議も、撮影も、料理も、ゲームも、勉強も、全部ちょっと楽になる。気になる製品名があったら、Amazon.co.jpでそのまま検索してレビューをざっと眺めて、「自分の机の厚み」「スマホのサイズ(ケース込み)」「使う場所」を想像しながら選んでみてください。沼は深いけど、うまくハマると楽しいです。

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